見た目でインプラントだとわかることは、ほぼないでしょう。
人工歯根を顎の骨に埋め込みインプラントはしっかりと固定され、単体で自立していますので、部分入れ歯のように固定するためのバネは不要です。
インプラントの上にかぶせる人工歯にもさまざまな素材、色合い、光沢、透明感、質感のものがありますので、その中からより周囲の天然歯になじむものを選ぶことが可能です。
インプラントは審美面だけでなく、機能面でも自分の歯に非常に近く、しっかりものが噛めるようになります。
これにより脳に刺激が伝わるので痴呆防止や、顎の筋肉が動きますのでほうれい線が目立つ老人性顔貌の改善にもなり、口元や体全体の健康にもよい効果をもたらします。
硬いものが食べられるようになりますので家族や友人と同じメニューで食事を楽しんだり、大きな口を開けても入れ歯のように緩んだり外れたりする心配をすることなく、笑ったり歌ったりできるなど、心身ともにQOL(生活の質)の向上が期待できる治療なのです。
面倒なお手入れや睡眠時に取り外す必要もなく、自分の歯と同じように簡単にケアできることもインプラントのメリットのひとつです。
まるで天然歯を取り戻したかのように優れた機能を持つことが、「第三の永久歯」といわれるゆえんでもあります。