手術前、手術当日、手術後のそれぞれの注意点は?

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手術前、手術当日、手術後のそれぞれの注意点は?

■手術前

タバコを吸う方はできるだけ控えてください。
できれば禁煙していただくのがベストです。
タバコに含まれるニコチンは毛細血管を収縮させて歯茎の血流を悪くし、免疫力が弱く傷が治りにくい不健康な歯茎になってしまいます。
手術当日は飲酒もできるだけ控えてください。

全身疾患のある方は症状のコントロール、手術に影響をおよぼす可能性のある薬の服用には気をつけてください。
これらは手術後も続けていただきます。
とくに動脈硬化、糖尿病、骨粗しょう症などの持病がある方は、かかりつけ医師に手術までの体調管理と薬の服用を中断することに問題がないか等についてきちんと相談しましょう。

また、抗血小板薬や抗凝固薬など血液をサラサラにする薬を服用されている場合、インプラントの手術中に問題となることがあります。
医師に処方されて常用している薬などがあれば、カウンセリング時にきちんと歯科医に伝えておきましょう。

持病のない方や薬を常用していない方も、風邪をひいたり睡眠不足などのないように、きちんと体調管理を行って手術に臨んでください。

■手術当日

手術前の食事は、歯科医からの指定がなければ、いつもどおりにとっていただいて構いません。
ただし食後はデンタルフロスや歯間ブラシなども使ってていねいに歯を磨いて、歯や口腔内全体を清潔にしておきましょう。

当日は緊張せずゆったりとリラックスした気分で来院できるよう、時間の余裕をもって家を出て、車の運転は控えましょう。

女性の場合はなるべくお化粧は控えて、髪はまとめておくとよいでしょう。
体をしめつけないゆったりとした服装が望ましいです。

■手術後

術後、最も気をつけていただきたいのが感染症です。
炎症を起こしたり縫合したところが開かないように、手術部位を舌や指などで直接触らないようにしてください。
手術部位を圧迫することでインプラントに負担がかかる恐れもあります。

硬い食べ物や刺激の強いもの、熱いものは傷口に刺激を与えてしますので、2~3日は栄養バランスの整ったおかゆやスープなど、噛まずに食べられる軟らかいものを食べてください。

食後は、歯ブラシが手術したところに直接当たらないように気をつけて、手術部位以外の歯を磨いてください。
手術した部位に歯ブラシが当たると、傷を作ってしまって治りが遅くなることがあるからです。
入浴や運動などで血行がよくなると、痛みや出血が起こることがあります。
手術当日は安静に過ごして入浴は控え、2~3日はシャワーを浴びる程度にしてください。

タバコを吸うと傷の治りが遅れるだけでなく、インプラントと骨の結合を阻害することがあるので、禁煙を心がけてください。

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